IE9ピン留め

⑥パワーズコート観光【アイルランド旅行記3日目その1】

ダブリン旅行も3日目の朝。
前夜、午前3時頃に就寝したにもかかわらず、目覚ましが鳴ったのは3時間後の午前6時。
7月に入ったとはいえ、ダブリンの朝の風はとても冷たく、24人部屋に用意された薄い(そして埃っぽい)ブランケットが余計にひもじく見えてきます。
熱いシャワーを浴び、誰も入ってくるなよと祈りながらトイレのジェット乾燥機に濡れた頭をかざし、そうこうするうちに、辺りもすっかり明るくなって、宿舎を出発!

ここで、アイルランド旅行3日目のスケジュールを確認しておきましょう。
まずは、事前に予約しておいたパワーズコート~グレンダーロッホ観光バス・ツアーに参加。16時すぎにダブリン市内に戻り、おかT(=特製おかまTシャツ)をピックアップ。その後、即効で会場へ向かい、入場を待つ列に加わりつつ、あわよくばメンバーの入場を目撃しよう。そして終焉後は、昨日の反省を活かし、今度こそはあのおかまに襲撃だ!


というわけで、私が乗り込んだのは、パワーズコートとグレンダーロッホを回る観光バス。
アイルランドでも屈指の観光地であるグレンダーロッホですが、実は公共のバスや電車は通っておらず、観光するには車を運転して行くか、今回私が使ったような民間の観光ツアーに参加するしかないのです。
バスは、日本でもしょっちゅう見かける大型のもの。
夜のライヴに備えてある程度の仮眠をとっておきたいところ、だった。
しかし、ここにも旅をより印象的に演出してくれる曲者がいたのだ。
それは、運転手。
推定年齢63歳、朝からギネス3杯飲むのが日課だよという、だるそうな表情が顔面にこびりついた三段腹のおっさんだ。

名所案内のような、ダブリン・ガイド的な話をしてくれていた最初の数分間は良かった。
しかし、ふと気がつけば、おっさんは自分の生い立ちを語り始めているではないか。
その声のテンションの低さ、緩急のまるでないリズム、間をおかない一定のテンポ。
眠れそうなようで、不思議と眠れない。
時にジョークを織り交ぜているらしく、爆笑している乗客もちらほら。
そして、しだいに気になってくるおっさんの人生。

そんなところで、いまいち眠ることが出来ないまま1時間半。
パワーズコートに到着する頃には、若かりし日のおっさんは初めて付き合った女性との別れを迎えておりました。


さて、そのパワーズコートとは、1860年ころ作られた、“アイルランド一美しい庭園”なんだそうで、映画の撮影などにもよく使われているらしいです。
グレンダーロッホに行くことが本命だったので、ここは特に期待もしていなかったのだけど、
緑がとても綺麗だった、という以上に数々のシュールな銅像に心を奪われました!

まずは、パワーズコートの看板ポセイドン。
勇ましい表情とたくましい肉体、なのにちゃっかり女の子座り。ふっくら割れたお尻は可愛らしささえたたえています。
自分で吹き上げた水は、空しい轟音を響かせながらそのまま自分の上に落下。
アイルランド一美しいというわれる庭園を守ってきたその後姿には、並々ならぬ哀愁が漂っていました。


こちらは、理屈抜きにおかしいでしょう。
股間にドラゴンを挟み、口から液体を吐き出し、向かい合う暑苦しい男たちです。
この手の動きは受け狙いとしか思えません。


こちらのウェルカムなお兄さんは、崇高なゲイの香りを漂わせております。
両膝の開き具合がまた秀逸。


もう流れ的に男根にしか見えませんよ。


以上、銅像の前で記念撮影をしている人は誰一人と見かけませんでした。







そうして、バスに戻ると、例の運ちゃんはまた一段と顔を赤らめた様子。
不謹慎なようですが、酒を飲みやがったことを真剣に疑わざるをえません。
おまえ事故るなよと健気に祈る私を乗せて、バスはグレンダーロッホへと進みます。

by overspace | 2008-04-26 15:51 | REM追っかけの旅inダブリン'07 | Trackback | Comments(0)

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