IE9ピン留め

君の肌は海の香りがする。:REM「We All Go Back to Where We Belong」

 9月に解散したREMの最後のリリースとされるオールタイム・ベスト・アルバム『PART LIES, PART HEART, PART TRUTH, PART GARBAGE, 1982 - 2011 .』が、いよいよ発売されました(日本盤は12月ですが)。収録曲目は完全に王道路線、曲順もリリース順。当然魅力のすべてが収まることはないですが、REM入門には最適な作品だと思います。

 従来のファンにとっては、本作に収録された3曲の新曲が最大の関心事。うち2曲は、今年3月リリースのアルバム『コラプス・イントゥ・ナウ』のアウトテイク曲をリメイクしたもの。先行リリースされ、REMの最後のシングルとなった「We All Go Back to Where We Belong」だけが、『コラプス・イントゥ・ナウ』後に新規に書かれたもののようです。
 その「We All Go Back to Where We Belong」は、ベルセバ風の繊細なメロディを、バカラック調の朗らかなサウンドで包みこんだREMにしては珍しい曲。とはいえ、全編に感じられる優しげな雰囲気はいかにもREM。客観的に見たら手放しで絶賛とはいかないでしょうが、聞けば聞くほど心に沁みるものがあります。そんなところもREMらしいと思ったり。

 2種類作られたPVは、どちらもある人物のクローズアップを固定カメラ・ワンカットで捉えたもの。片方はキルスティン・ダンスト、片方はジョン・ジョルノが出演しています。いかにもマイケル・スタイプらしいシンプルかつ大胆なアイデアによるもので、飽きそうで飽きない、退屈そうでも目を離せない不思議な作品となっています。





REM「We All Go Back to Where We Belong」対訳
君が与えてくれた夢を見た。
僕の隣に寝転んで想像していた、
君のシャツと評判がおしゃべりするってやつ。

心の中で物語を考える。
僕らの夢と成功を書き上げる。
そうして僕の純潔は失われたんだと思う。

君の肌は海の香りがする。
すべてはそこから始まった。

象になった夢を見た。
そこには、水、太陽、砂埃があった。
自由なんだ、と思いながら目を覚ました。

君の肌は海の香りがする。
すべてはそこから始まった。
僕らはみんな、あるべき場所に戻っていく。

本当に、これが君の求めたもの?
本当に、これが君の欲しかったもの?

君の肌は海の香りがする。
すべてはそこから始まった。
僕らはみんな、あるべき場所に戻っていく。

本当に、これが君の求めたもの?
本当に、これが君の欲しかったもの?

REM「We All Go Back to Where We Belong」歌詞
I dreamt what you were offering
Imagine lying next to me
Your shirt and your reputation talks
I will write our story in my mind
And write about our dreams and triumphs
This might be my innocence lost

I can taste the ocean on your skin
That is where it all begins

I dreamt that we were elephants
with water, sun, clouds of dust
I woke up thinking we were free

I can taste the ocean on your skin
That is where it all begins
We all go back to where we belong
We all go back to where we belong

Is this really what you want?
Is this really what you want?

I can taste the ocean on your skin
That is where it all begins
We all go back to where we belong
We all go back to where we belong

Is this really what you want?
Is this really what you want?

# by overspace | 2011-11-19 23:01 | 対訳付き紹介曲・一覧 | Trackback | Comments(2)

R.E.M.『PART LIES, PART HEART, PART TRUTH, PART GARBAGE, 1982 - 2011 .』

# by overspace | 2011-11-02 20:10 | REM話 | Trackback | Comments(0)

R.E.M.が解散しました

R.E.M.が現地時間9月21日に解散を発表しました。
ここ数年、アルバムを出してはいたもののR.E.M.としての活動は大幅に縮小していたし、メンバーの発言からは解散してもおかしくないと思わせるニュアンスも聞き取れました。さすがに突然の発表には驚いたものの、事後報告的な発表の仕方もその潔さも、最後まで何だか彼ららしいと感心さえしてしまいます。
そもそも30年以上にもわたって同じメンバーと一緒に、何かを追求し続けるということ自体が奇跡的なこと。その上で彼らは本当に素晴らしいものをたくさん残し、本当に大切なことをたくさん教えてくれました。自分がR.E.M.を初めて聴いてから13年。彼らに人生を変えられ、支えられてきました。思いだせば思いだすほど感謝の気持ちしか浮かびません。
世界中に100万人ものコア・ファンを抱える彼らの辞めるという決断には並々ならぬ葛藤や想いがあったことと思います。彼らが何か行動を起こすときは常に前向きなものでした。メンバーにとっては解散という行動も例外でないと思います。そう思うと不思議に、前を向いて頑張ろうと勇気づけられたりもします。

# by overspace | 2011-09-22 10:17 | REM話 | Trackback | Comments(2)

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